人工腎臓に係る導入期加算の見直しなどの改定についてまとめました。
介護報酬改定の時期:2024年4月
診療報酬改定の時期:2024年6月
診療報酬とは
保険診療が行われたときに、医療保険から医療機関へ支払われる治療費のことをいいます。
保険で受けられる医療範囲や価格が細かく定められ、例えば、透析の回数や時間、検査項目やその回数、湿布薬の枚数などはこの診療報酬によってその範囲が決められています。
2024 介護報酬
特養の透析送迎に「特別通院送迎加算 594単位/月(新設)」 介護報酬では、特別養護老人ホーム(特養)が透析を受けている入所者を透析クリニックへ送迎した場合、新たに加算がつくことになりました。
家族や透析クリニック等による送迎が困難であるなどやむを得ない理由があること、介護施設職員が 1 か月に 12 回以上の送迎を行った場合などが要件とされています。
2024 診療報酬
人工腎臓に係る導入期加算の見直し
慢性腎臓病患者に対する移植を含む腎代替療法に関する情報提供及び共同意思決定を更に推進する観点から、人工腎臓の導入期加算について要件及び評価を見直す。
包括されている医薬品等の実勢価格を踏まえ、人工腎臓について評価を見直す
ダイアライザーなどの人工腎臓用特定保健医療材料
(1)ダイアライザー
Ia型 1,440 円 (-40 円)
Ib型 1,500 円 (± 0 円)
IIa型 1,450 円 (-30 円)
IIb型 1,520 円 (± 0 円)
S型 2,220円(+600円)
特定積層型 5,590 円 (-100 円)
(2)ヘモフィルター4,340 円(± 0 円)
(3)吸着型血液浄化器(β2ミクログロブリン除去用) 21,700 円(± 0 円)
(4)持続緩徐式血液ろ過器
1標準型
ア一般用 27,000 円(± 0 円)
イ超低体重患者用 27,000円(±0円)
2特殊型 27,400 円(± 0 円)
(5)ヘモダイアフィルター2,630 円(± 0 円)
参考
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001224808.pdf
https://www.zjk.or.jp/news/2_661637c9682d3/upload/20240410-160252-3334.pdf